ちまたに溢れる防災トリビアや防災グッズの噂、それホント?という様々な情報を実験するシリーズ「自腹で検証!防災の噂」、今回のテーマは、「踏み抜き防止インソール」について紹介と実験をして参ります。
突発的な大地震時の避難、あるいは台風や大雨で浸水が生じている中での避難では、足下が危険な状況で屋外を歩かなければならない状況があります。しかし災害時は、木材を貫くクギやネジ、割れたガラス、鋭利なガレキなどが道路に散乱している恐れがあり、足下を大ケガする可能性があります。この環境から足を守るためにオススメしたい道具が「踏み抜き防止」インソールです。
■「踏み抜き防止インソール」とはなにか?
靴に入れる「頑丈な」インソールです。真上を向いたクギなどを踏み抜かないような強さをもっております。普段通勤で履いている革靴やパンプス、また休日に履くようなスニーカーなどに入れておけば、いつどこで災害に巻き込まれた場合でも、そのまま履いている靴を頑丈な「防災靴」にすることができます。写真のようなクギの踏み抜きを防止してくれるアイテムです。
靴底の頑丈さは、JIS規格(JIS T 8101)により「対踏み抜き性能」が定められておりまして、具体的には、「垂直に立てたクギ」に「1,100N(ニュートン)」の力をかけても貫通しない性能となっています。重さで言えば、112キロの人がクギの上に片足立ちしても、貫かない強さになります。
■「踏み抜き防止インソール」の種類と使い方
写真右・鉄板(ステンレス)タイプのものと、写真左・特殊繊維タイプの2種類があります。鉄板インソールは、「超頑丈」で安心感がありますが、重たく柔軟性もないため、現場作業や被災地での「ガチ利用」に向いています。特殊繊維インソールは「そこそこ頑丈」で、軽くて柔軟性があり、ハサミで切ればサイズを変えられるというメリットがあります。普段使いの靴に入れっぱなしにするなら後者がオススメです。
また使い方はとても簡単で、なんと靴底に入れるだけ、6秒くらいで準備完了いたします。特殊繊維タイプのものはハサミでサイズ変更できますので、サイズの小さな靴などにも入れることができます。また少し大きめの靴を選び、踏み抜き防止インソール+普通の機能性インソールの2枚重ねにするのもオススメです。
■「踏み抜き防止インソール」は本当に貫かないのか?
さて、大変便利なインソールなのですが、問題は「本当に貫かないか?」という点です。特に特殊繊維タイプのものは一見普通のインソールと同じに見えますので、足をきちんと守ってくれるのかどうか、不安になります。
そこで今回は、踏み抜き防止インソールがどのくらい頑丈なのかを検証するため、クギを打ち付ける実験をしてみました!鉄板タイプ、特殊繊維タイプ、それぞれのインソールについて…
- クギに思い切り押しつける
- かなづちでクギを打ってみる
- かなづちで釘打ちを連打してみる
という過酷な3つの実験を行い、どのくらい耐えられるのかを確かめてみました。
それでは、踏み抜き防止インソールがどのくらい頑丈なのか?実験結果は次回のコラムでご紹介いたします!お楽しみに。
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