こんにちは、技術コンサルタント部の近藤です。
9月上旬、弊社製品Quick-EDDの開発元であるTRADER'S社が開催するQSLDay's2017に参加するためフランスへ行ってまいりました。
QSLDay'sは2年に1度TRADER'S社の製品を扱う各国のパートナーが集まる機会となっており、
私は今回初めて参加しました。
開催地はワインで有名なフランスのボルドーで、パリからTGVで2時間半かけて移動しました。
ボルドーに近づくとTGVから見える景色が変わり、葡萄畑が一面に広がりました。
町並みはパリよりも穏やかで、時間がゆっくりと流れるとても居心地が良い印象を受けました。
パートナーと対面
ボルドー到着後のQSLDay's1日目の夕方からウェルカムパーティーがあり、
各国のパートナーと挨拶をしました。
今回参加した国は約15か国でご家族と一緒に参加されている方もおりました。
たくさんの外国の方と接する機会は初めてでしたので、とても緊張してしまい
なかなか自分から話しかけることができませんでしたが、
パートナーの皆さんは気兼ねなく声をかけてくださり、なんとか挨拶することが出来ました。
中には英語ではなくイタリア語のみで話しかけてきた方もおり、その勢いに圧倒されてしまいました。
またTRADER'S社の中で普段メールやWebサポートでやり取りをしている担当者や
他の技術担当者など普段あうことができない方と会うことができ、今後のサポート強化のきっかけになると感じました。
メインセッション
翌日から2日間メインのセッションがあり、TRADER'S社の組織体制や新しい製品の紹介、
営業と技術に分かれてそれぞれセッションを行いました。
今回は以下の3つが大きなキーワードでした。
Continuity
Security
Productivity
その中でも特にSecurityが大きく取り上げられておりました。
理由として2018年5月25日よりEU各国ではGDPR(EU一般データ保護規則)が
適用されることが決定しており、GDPRの対応に向けた取り組みを進める必要があるためです。
個人情報の取り扱い等が厳格化しており、違反した場合高額になると全世界の年間売上の4%
もしくは2,000万ユーロ(25億円)の制裁金の支払いが課せられるとのことです。
GDPRの対策としてQuick-CSIというセキュリティ製品の紹介がありました。
その他のキーワードContinuityではQuick-EDDの紹介、Productivityではデータ連携製品の
Quick-SmartDataの紹介がありました。
昼食はセッションが開催されたホテルでいただいたのですが、
普段食べることができない料理を味わうことができました。
1日目のメインは煮込んだ骨付きラムとラタトゥウユ、
2日目のメインはバナナと白身魚のソテー。
見た目以上にボリュームがありお腹いっぱいになりました。
またフルーツを使った料理が何品かあり、その中でもメロンと生ハムの
スープが大変気に入りました。
(後日もう一度食べてみたく自宅でチャレンジしてみましたが、あの時食べた味は再現できず…)
午後からの技術のセッションでは、紹介があった3製品を実際に導入・テストし、
製品の知識を深めることができました。
また各国からの質問を共有する場面があり、普段海外のパートナーと接する機会がないためとても有意義な時間でした。
同時に英語のスキルがないことを改めて痛感。
次回も参加できるようであればもっと情報共有やディスカッションができるよう英語はもちろん技術ももっと身に着けたいと思いました。
営業のセッションではQuick-EDDのセールスポイントや競合等についてのディスカッションが行われました。
※ご興味がある方は営業の柳橋へご質問いただければと思います。
その他、ストレージの情報共有やQuick-EDDのパフォーマンステスト結果の共有等を行いました。
メインのセッションが終了した後、バスで移動しワイナリーへ。
広大な葡萄畑の真ん中にワイナリーがあり、日本では見られない光景でした。
日本の葡萄とは違い、1mほどの背の低い木でかわいらしい印象を受けました。
またちょうど旬なのでしょうか、葡萄の実がたくさんなっておりました。
ワイナリーの入口へ入るとワインはもちろんワインの箱や葡萄をモチーフにした赤いライト等が
インテリアとして飾られており、フランスのセンスの良さを感じられました。
奥には以前使用されていた樽や大きな窯があり、かすかなワインの香りを感じながら
見学を楽しむことができました。
見学の後はワイナリーの2階で夕食をいただいたのですが、赤ワインでも種類によって香りや色が様々。飾られているワインの中では1932年の85年前のワインも置いてありとても貴重でした。
ピレ砂丘へ
最終日はバスでピレ砂丘へ向かいました。海の近くに砂丘があり、ボルドーのおしゃれな町並みとは一変して南国を思わせるような白やオレンジ、アクセントにサックスブルーや緑を用いた素敵な建物が並んでいました。
昼食は海の近くのレストランでたくさん盛られた生牡蠣や海老をいただき、魚介類好きの私としては感激しました。
昼食を食べた後は、なんとクルーザーに乗り砂丘の近くへ。
風が強く、少し肌寒かったのですがクルージングならではの美しい景色を見ることができました。
またクルーザーの中でも、各国のパートナーやTRADER'Sの方と情報交換することができ、
とても有意義な時間を過ごすことができました。
ピレ砂丘は標高100m以上、南北に約3㎞、東西に約500mある砂丘とのことで、傾斜も急でした。
砂丘の頂上には階段で上がったのですが、日頃の運動不足が身を持って思い知ることに。ですが頂
上から見る景色は今までに見たことがない光景が広がっており感動しました。
もう少しゆっくりしたかったのですが、非常に風が強く雨も降ってきたので、断念してバスに戻り
ました。
最終日の夜はパートナーの奥様の誕生日ともあって食事をしながら歌って踊って大盛り上がりでし
た。日本ではあまりできないような楽しい体験でした。
帰りはTGVでボルドーからシャルル・ド・ゴール空港へ。11時間の長いフライトを経て日本へ帰国しました。
まとめ
今回QSLDay'sに参加し各国のパートナーと交流できるきっかけとなりました。これを機に各国
のパートナーと技術の共有や交流を深め、ご提供するサービスをよりよいものにしていきたいと
考えております。