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チームビルディングとは各自の力を発揮する手法。目的やメリットを紹介

[fa icon="calendar"] 2022/06/29 11:30:52 / by ビーティスブログ編集部

ビーティスブログ編集部


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チームビルディングとは、メンバーの能力を最大限に発揮し、目標を達成できる組織作りを行う手法です。さまざまな研修を通じ、相互理解を深めます。

 

今回はチームビルディングとは何か説明し、目的やメリット、5つの研修について紹介します。

 


 

【目次】

 チームビルディングとは?

 チームビルディングの3つの目的

 チームビルディングのメリット

 チームビルディングを行うポイント

 チームビルディングを育成する5つの研修

 まとめ

 


 

チームビルディングとは?

チームビルディングとは、強いチームを作り上げる手法です。ビジネスで成果を上げるために、相互作用によって一人ひとりが最大の力を発揮することを目的にしています。チームビルディングにはチームの状態を5段階に分類したプロセスがあり、強い組織作りに向けたチームの状態を示しています。

チームビルディングとは何か、見ていきましょう。

 

強い組織を作るための手法

チームビルディングとは、目標を達成できる強い組織を作るための手法です。1人では達成できないような目標でも、メンバーそれぞれのスキルや能力、経験を最大限に発揮し、全員で取り組めば達成できるようなチームを作り上げます。

チームビルディングではゲームやイベント、ワークショップなども取り入れながら、お互いの関係性を築きあげていきます。

 

5つのプロセスを経て形成する

チームビルディングは、タックマンモデルという以下のような5つのプロセスを経て形成します。

  • 形成期
  • 混乱期
  • 統一期
  • 機能期
  • 散会期

形成期とは、チームが作られた初期の段階です。お互いをまだ理解できず、チームの目標も定まっていません。メンバーは遠慮しつつ、お互いに探りあっている状態です。

混乱期はメンバーの対立が起こる段階です。一人ひとりの考え方は異なるため、意見の対立を生みます。チームが次の段階に進むには、対立を恐れずに議論を行い、理解を深めていかなければなりません。

統一期は十分な議論を経て、お互いの考え方に対する理解が深まる段階です。チームは安定に向かい、それぞれの長所を活かして業務に取り組みはじめます。メンバーは目標達成に向けて役割を共有し、統一されていきます。

機能期は、チームとして機能している段階です。それぞれの役割を担いながら、さらにメンバー同士でフォローを行うようになります。同じ目的のために各自が主体的に動き、全体の一体感が増して成果が出てくるころです。

散会期は、プロジェクトの終了により、チームビルディングを解散する段階です。目的を達成できたか確認し、効果を検証します。

5段階のタックマンモデルによりチームの状態がどの段階にあるか確認することで、目標達成のために必要なことは何かを考えることができます。

 

 

チームビルディングの3つの目的

チームビルディングの目的は3つあります。コミュニケーションを活性化し、チームの中で適切な人材を配置しながら業務の効率化を図ります。さらに、「チームで目標を達成したい」というマインドセットを形成すること、そのために組織力を高めていくことが目的です。

チームビルディングを行う3つの目的について、詳しく見ていきましょう。

 

1.適切な人材配置をするる

チームビルディングの目的は、コミュニケーションを通じてメンバーの価値観や考え方を理解し、最適な役割分担を実現することです。

各自のスキルに応じた適切な人材配置ができれば、それぞれの業務が効率的に進みます。プロジェクトの進行がスムーズになり、早期の目標達成が可能です。

また、コミュニケーションが活性化することにより、新しいアイデアも生まれやすくなるでしょう。

 

2.目標達成を実現する

チームビルディングの目的は、目標の達成です。1人では達成できないような目標を達成できるチームにするためには、メンバーそれぞれが「このチームで目標を達成したい」という思いを抱くことが大切です。

チームビルディングにより目標を明確にすることで、目標を達成したいというマインドセットが形成されます。マインドセットにより結束力が強まり、目標達成を実現できるようになるでしょう。

 

3.組織力を高める

チームビルディングは会社の組織力を高める目的もあります。

チームビルディングにより新入社員は積極的に仕事をするための主体性を持つことができ、先輩社員や上司とのコミュニケーションも図れます。仕事をする姿勢など、社会人の基本を身につけるためにも効果的です。

また、中堅社員は、チームビルディングにより組織を動かすリーダーシップを養うことができます。

組織の責任者や管理者は、チームビルディングの実施により経営層の考えを部下に伝えるマネジメントを容易にすることができます。目標達成に向けた体制作りができ、部下の育成にも役立つでしょう。

 

チームビルディングのメリット

チームビルディングには、さまざまなメリットがあります。まず、コミュニケーションの活性化が促され、チーム内での問題解決が早くなるという点がメリットです。また、メンバー各自のモチベーションが高まり、生産性が向上するという良い循環が生まれて業績アップにもつながります。

チームビルディングにより得られるメリットを、2つ紹介しましょう。

 

コミュニケーションを活性化する

チームビルディングの大きなメリットは、コミュニケーションの活性化です。

チームビルディングではチームの目標達成という共通の認識があり、それに向けてメンバーの会話や議論が積極的に行われます。

コミュニケーションが活性化されることで上司やメンバー間での連絡漏れはなくなり、情報や知識、ノウハウの共有も促進されます。

速やかな課題解決が行われ業務が円滑に進み、目標達成を加速させることができるでしょう。

 

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モチベーションが高まる

チームビルディングにより早い成果が生まれることで、メンバーのモチベーションが高まります。

各自のモチベーションが高まれば、積極的にチームに貢献しようという行動が生まれ、さらに結果が出てよりモチベーションが高まるという循環ができます。

生産性が向上し、最終的には会社の業績を上げるという結果を生み出せるでしょう。

 

関連:部下のモチベーションは上げる必要なし!上司がすべきことまとめ

 

 

 

チームビルディングを行うポイント

チームビルディングを成功させるために、押さえておきたいポイントがあります。まず、チームの目標は明確にするということです。

目標が抽象的であれば、高いチームワークは発揮できないでしょう。また、メンバーの役割分担もそれぞれの能力に応じ、明確でなければなりません。

チームビルディングを行うポイントについて、紹介します。

 

明確な目標を設定する

チームビルディングにおける目標設定は、できるだけ明確でなければなりません。曖昧な目標設定では方向性を見失い、高いパフォーマンスを発揮できないでしょう。

数字で示すなど具体的な目標を設定し、共通意識を持たせることが大切です。メンバーを同じバスに乗せ、同じ目的地に走らせるという認識で実施するとよいでしょう。

 

メンバーの役割を明らかにする

各メンバーの役割が具体的かどうかで、目標達成の実現が左右されます。それぞれのスキルや経験を見極め、適切な役割分担をしなければなりません。役割が明確でなければ何をするべきかわからず、能力を発揮できないでしょう。

役割分担を明らかにするためには、従業員一人ひとりのデータを把握して人材配置を行い、配置後の効果検証を行うことが必要です。

 

 

 

チームビルディングを育成する5つの研修

チームビルディング育成のために役立つ研修があります。ゲーム型やアクティビティ型、合宿型などさまざまな種類があり、チーム内のコミュニケーションを促進するために役立つ方法です。研修ではチームワークの重要性を体感でき、相互理解を深めることができます。

また、チームを編成してもなかなか成果が上がらない場合に行うのも効果的です。

チームビルディングを育成できる5つの研修について、紹介します。

 

1.ゲーム型

ゲーム型の研修は、楽しみながらチームで達成感を味わえる方法です。研修という言葉が持つ堅苦しい内容ではなく、遊び感覚でメンバーが交流して親しくなれます。

初めてメンバーが顔を合わせたときなど、お互いの緊張を解くのに効果的です。役職や立場に関係なく交流できるというメリットもあります。

ゲーム型の研修はいくつもの種類があるため、バラエティに富んだ研修ができます。いくつか紹介しましょう。

 

【質問ゲーム】

2人1組のペアを作り、相手に質問して答えてもらうゲームです。質問によって相手のことをより多く知ることができた方が勝ちとなります。

短い間で簡潔に質問し、あるいは簡潔に答えることで、質問力や対話力を身につけることができます。チームを結成した初期段階に有効なゲームです。

 

【十人十色ゲーム】

問題に対する回答者の答えを3択用意し、正解すればポイントをもらえるゲームです。問題と選択肢を3つ用意するだけで、簡単に行えます。

相手の役職や立場、考え方からどのような認識をしているのかがわかり、メンバーの相互理解に役立ちます。

 

【嘘当てゲーム】

嘘をつく人を1人決め、テーマを決めて会話をしながら嘘をついている人を見抜きます。嘘が見抜かれると嘘をついた人の負けで、見抜かれなければ嘘をついた人の勝ちです。

簡単なゲームですが、嘘を見抜くために会話が活発になり、コミュニケーションを促進します。嘘を見破るために、人の話を聞く力や集中力、洞察力を養えるゲームです。

 

2.アクティビティ型

アクティビティ型は、スポーツやダンスなどメンバー全員で体を動かしながら行う研修です。目標達成には、メンバーの団結力が欠かせません。アクティビティの研修によりチームワークを高め、一致団結する効果を生み出します。

おすすめのアクティビティを紹介しましょう。

 

【ダブルタッチ】

2本の縄を交互にまわして跳ぶ縄跳びです。チーム対抗で、最も多い回数を跳んだチームが優勝します。

お互いに思いやりをもって行わないと回数多く跳ぶことが難しいため、チームビルディングの形成に最適です。

 

【玉運びリレー】

ピンポン玉と大きめのスプーンを用意し、少人数のチームに分かれて玉をリレー形式で回しながらタイムを競います。

玉を落としたときには罰ゲームを受けるなどの条件を組み込むと、より楽しめるでしょう。

 

3.合宿型

合宿型は同じ宿に泊まることで互いの心理的な壁をなくし、相互理解を深める研修です。お互いについてまだよく知らない段階で行うと、特に効果があります。

プライベートな話ができ、職場では見られない意外な一面を見ることもできます。チームビルディングの形成が一気に強まるでしょう。

合宿では、チームのあり方やこれから目指すことなどを、ワークショップ形式で討論する方法がよく行われます。時間を長くとれるため、ゲームやアクティビティも取り入れながら効果的なチームビルディングの形成ができるのがメリットです。

 

4.イベント型

イベント型も、メンバーのプライベートな側面が見られる研修方法です。合宿ほど時間をとらず、メンバーのありのままの姿を知ることができます。

イベントの内容は、野外のバーベキューパーティーやボウリング大会、運動会などさまざまです。ボランティア活動もチームビルディングに役立ちます。会社のCSR(企業の社会的責任)を兼ねながら、メンバーの交流を図れます。

仕事以外の場面で交流を深め、お互いの理解や関係性を深めることでより良いチームビルディングを形成できる方法です。

 

5.ワークショップ型

ワークショップ型は、メンバーが自主的な共同作業を行う研修です。主体的に行動する力を養います。議論を行いながら結論を出すという経験を共有し、チームビルディングを形成します。

ワークショップの手法をいくつか紹介しましょう。

 

【オープンスペーステクノロジー】

メンバーが主体となって進める討論会です。メンバーは1ヵ所に集まり、討論したいテーマがあるメンバーが名乗り出て、残りの参加者は興味のあるテーマに集まって話し合います。途中で違うテーマに移動してもかまいません。

興味のあるテーマがなかった場合は、参加しないという選択も可能です。自分の意志で話し合いに参加でき、チームビルディングを高めるのに役立ちます。

 

【ワールドカフェ】

カフェのようにくつろげる場所で対話する方法です。1つのテーブルに4〜5人座り、与えられたテーマをもとに対話します。途中で席を替えながら、さまざまなメンバーと話すことで交流を深めます。

できるだけ多くのメンバーと対話することで、新たな気付きを発見できる方法です。

 

 

 

まとめ

チームビルディングメンバーの能力を最大限に発揮するための手法であり、目標を達成するために欠かせません。適切な人材配置と強い組織作りに役立ちます。チームビルディングを成功させるためには、目標設定や役割分担を明確にすることがポイントです。

 

チームビルディングの手法にはさまざまな方法があるため、組織の強化と目標達成のため、ぜひ取り入れてみてください。

参考記事:朝礼はモチベーションアップに効果的。従業員が共感できる朝礼とは」



 

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