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職場環境でモチベーションは変わる!やる気を引き出す環境の作り方

[fa icon="calendar"] 2022/07/13 16:27:27 / by ビーティスブログ編集部

ビーティスブログ編集部


 職場環境

 

職場環境を工夫することで社員のモチベーションを引き出すことは可能です。モチベーションが上がる職場環境とはどのようなものなのか、どのように作ることができるのかについてまとめました。社員の能力を十二分に発揮するためにも、ぜひ参考にしてください。

 

 


 

【目次】

 モチベーションを引き出す職場環境とは?

 モチベーションを下げる職場環境の特徴

 モチベーションを引き出す職場環境の作り方

 良好な職場環境を保つための注意点

 まとめ

 


 

 

モチベーションを引き出す職場環境とは

どんなに優秀な社員でも、仕事に対してやる気が出ない環境では能力を発揮することができません。社員のモチベーションは、社員自身が自発的に仕事を頑張りたいと思うことによっても引き出されますが、社員を取り巻く職場環境からも引き出されることがあります。

社員のモチベーションを引き出す5つの職場環境について見ていきましょう。


• 評価制度が確立されている
• サポート制度が充実している
• 目標が明確かつチーム全体で共有できる
• キャリアパスを描ける
• ワークライフバランスが取れる

それぞれどのような職場環境なのか、具体的に解説します。

 

サポート制度が充実している

社員が仕事面で成長したいと思っても、適切な方法が提供されない職場では、思うような成長を遂げることができません。希望するスキルやビジネスに対する知識を習得できない状態でいると、最初は仕事にやる気を持って臨んでいた社員も、徐々に熱意を失ってしまう可能性があります。社員が自由にスキルアップにつながるセミナーや研修などを受けられる環境が望ましいといえるでしょう。

サポートが必要なのは仕事面だけではありません。人間は誰しも、仕事や人間関係などに悩み、思うように働けなくなることがあります。悩んだときに特定の人に相談できるメンター制度など、精神的なサポートを提供する制度も必要です。

 

目標が明確かつチーム全体で共有できる

目の前の仕事がどのような目的で行われているのかが不明瞭なときは、熱意を持って取り組むことは難しいでしょう。仕事において、目標が明確かつチーム全体で共有できることも、社員のモチベーションを引き出す職場環境です。チームメンバーの誰もが主体的に仕事を行うためにも、チーム全体で目標を共有することは欠かせません。

なお、チームとして働くことで、社員各自の能力をより引き出すことが可能です。次の記事ではチームビルディングについて詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。


参考記事:「チームビルディングとは個人の力を発揮する手法。目的や手法を紹介」

 

キャリアパスを描ける

毎日代わり映えのしない仕事をする場合でも、キャリアアップのための道筋が明らかなときは、やる気を持って取り組むことができるでしょう。反対に、多彩な仕事を担当する場合でも、将来に不安を感じているときは全力で仕事に打ち込むことは難しくなります。

社員のモチベーションを引き出すためにも、目標の職位に就くための道筋を明確に示すことが不可欠です。また、その道筋を歩むためのステップを明確にしておくことで、社員のやる気をさらに引き出すことができます。

 

ワークライフバランスが取れる

仕事に対して一生懸命に取り組むためには、仕事以外の時間も充実していることが必要です。家族や友人と過ごす時間や趣味に没頭する時間を十分に取ることで、仕事への活力が生まれ、モチベーションを持って働けるようになります。社員のやる気を引き出すためにも、ワークライフバランスが取れる職場環境を構築しておくことが求められます。

 

 

モチベーションを下げる職場環境の特徴

社員のモチベーションを引き出す職場環境がある一方で、モチベーションを下げてしまう職場環境もあります。特に次の4つの特徴が見られる職場は、社員からやる気を奪い、能力が発揮できない状態にしてしまう可能性があるでしょう。


• 仕事に見合った評価が得られない
• 仕事量が多すぎる
• 仲間意識が低い
• 具体的な将来を描けない

それぞれの職場環境について、詳しく解説します。

 

仕事に見合った評価が得られない

仕事に見合った評価が得られない職場環境は、社員のモチベーションを引き出すことができません。他社の友人と比べて、仕事量が明らかに多いのに報酬は変わらない場合や、仕事量は同程度なのに報酬が明らかに低い場合などは、社員はやる気を失ってしまいます。

仕事の評価は報酬面だけではありません。待遇面についても仕事に見合った評価が得られないときは、社員のモチベーションを引き出すことは難しいでしょう。仕事への頑張りや成果に対して適切な立場、職位を用意することが必要です。

 

仕事量が多すぎる

仕事に対して前向きに取り組む社員であっても、仕事量が多すぎるときはやる気を失ってしまう可能性があります。また、仕事に区切りがない場合も、社員のモチベーションを引き出せません。一つ終えたらすぐに新しい仕事の締め切りが来るときは、社員は「どんなに働いても終わりが見えない」と感じ、モチベーションを持って取り組めなくなってしまうものです。

 

仲間意識が低い

職場の中で切磋琢磨するライバルがいることは悪いことではありません。しかし、働く仲間としての意識が低く、単に競うだけのライバルばかりがいるような職場環境であれば、会社全体が殺伐とした雰囲気になり、社員は「頑張って働こう」という気持ちを持ちにくくなってしまいます。

仕事の成果や頑張りに対して評価することは大切ですが、特定の社員と比較したり、社員間で優劣をつけたりするのは仲間意識を失わせるかもしれません。すべての社員が心地良く働くためにも、仲間意識を持てる職場環境を構築していきましょう。

 

具体的な将来を描けない

キャリアパスが明確でない職場では、社員は具体的な将来を描くことが難しく、常に不安を抱えて働くことになります。また、キャリアアップするのに時間がかかり過ぎる職場、仕事に対する目的が不明瞭な職場も、社員に不安を抱かせ、モチベーションを引き出すことができません。

社員がやる気を持って仕事を行うためにも、頑張って仕事に取り組むことに意味があると思わせる評価制度、雰囲気などが不可欠です。

 

 

 

モチベーションを引き出す職場環境の作り方

社員のモチベーションを引き出す職場環境は、自然発生的には生まれません。会社全体で意識的に構築していく必要があります。次の3つのポイントに留意し、モチベーションを引き出す職場環境を作っていきましょう。


• 待遇や報酬による評価制度を構築する
• スキルアップに役立つ教育制度を構築する
• 上司と一対一で話し合う機会を設ける

それぞれのポイントについて解説します。

 

待遇や報酬による評価制度を構築する

社員のモチベーションを引き出すのは、仕事に対する適切な評価です。仕事の成果だけではなく、社員が見えないところで努力している部分や貢献している部分にも注目し、適切に評価できる制度を構築しましょう。

また、単に評価するだけでなく、待遇や報酬などの目に見える形にすることが大切です。仕事に対する努力が報われる職場環境にすること、そして、仕事に対する正当な評価を受けられる職場だと社員全員が感じられることが、さらなるモチベーションを引き出すことにつながります。

 

スキルアップに役立つ教育制度を構築する

社員の「学びたい」「スキルアップしたい」という気持ちに応える教育制度を構築することも欠かせません。学びたいときに学べる職場環境であれば、社員が仕事に対して必要なスキルや知識を習得し、さらなる活躍を期待できるでしょう。

スキルアップに役立つ教育制度がない職場では、社員はやる気を失ってしまったり、会社以外で学ぶために時間を割き、ライフワークバランスが取りづらくなったりする可能性があります。また、よりスキルアップできる職場への転職を検討するかもしれません。社員の前向きな気持ちを後押しするためにも、教育制度は欠かせない要素です。

 

上司と一対一で話し合う機会を設ける

上司と一対一で話し合う機会を設けることでも、社員のモチベーションを引き出すことができます。例えば、週に1回は上司と話し合うルールを作ったとしましょう。社員は抱えているトラブルをこまめに相談できるようになり、問題が深刻化せずに済みます。

また、社員側から機会を作らなくても上司と相談できるということが、安心感にもつながるものです。上司が社員の悩み解決に対して全力で取り組むなら、社員は安心感だけでなく上司に対する信頼も持てるようになります。

一対一で話し合う機会を設けることは、上司にとってもメリットがあるといえるでしょう。上司は社員各自の希望や困りごとを把握できるだけでなく、人間性も知ることができ、より効果的な指導やサポートを与えられるようになります。

上司以外の先輩社員をメンターにすることも、社員のモチベーションを引き出す方法のひとつです。上司には相談しづらいことでも、年齢や立場が近いメンターであれば気軽に話せるかもしれません。また、キャリアアップやスキルアップについても、より具体的な話を聞くことができます。

 

参考記事:「朝礼はモチベーションアップに効果的。従業員が共感できる朝礼とは」

 

 

 

良好な職場環境を保つための注意点

適切な評価制度や教育制度、相談できる手段・機会を整えることで、社員のモチベーションを引き出しやすい職場環境を構築できます。しかし、制度や機会を準備するだけでは、社員のやる気を維持できるわけではありません。社員が常にモチベーションを持って仕事に取り組むためにも、次の2つの点に留意することが必要です。


• 親しき中にも礼儀あり!適切な距離感を保つ
• 風通しを良くし有害な上司・同僚を排除する

それぞれ何に注意することができるのか、詳しく見ていきましょう。

 

親しき中にも礼儀あり!適切な距離感を保つ

チームや部署などが和気あいあいとしていることは好ましいといえます。自分以外は全員ライバルといった厳しい職場環境では、仕事に対して楽しく取り組むことはできません。また、仲間意識が持てる職場であれば、人間関係がうまくいかずに悩む社員も少なくなり、社員各自のモチベーションを引き出すことができます。

しかし、学校やサークルのような慣れ合いの環境は、職場としてふさわしいとはいえないかもしれません。あまりにもお互いの距離感が近いと、一生懸命に仕事に取り組みにくくなることもあります。

どんなに仲良くなっても、お互いが礼儀正しく接し、適切な距離感を保つことが大切です。慣れ合いにならず、しかもお互いを信頼できる環境を構築すれば、より仕事に対しても真摯に向き合えるようになります。

 

風通しを良くし有害な上司・同僚を排除する

風通しの良い環境を維持することも大切です。失敗を笑う、意地悪をする、特定の社員の悪口をいうなどの好ましくない状態を放置せず、問題が生じたときは職場全体で共有し、より好ましい状態に変えていきます。また、上司が率先して、人をおとしめるような行為を許さないという姿勢を示すことでも、職場の雰囲気はより良いものとなるものです。

しかし、中にはどんなに注意をしても、ハラスメント行為や陰口、いじめなどを止めない社員がいるかもしれません。そのような場合も、問題を隠ぺいするのではなく、会社全体で共有し、改善を促すなどの適切な処置を取ることが必要です。

 

 

 

まとめ

仕事に対してモチベーションを持てないのは、社員自身に問題がある可能性もあります。しかし、すべてを社員の責任としてしまうのは間違いです。モチベーションは職場環境を整えることで引き出すこともできるので、会社全体が組織的に社員のモチベーションを引き出す環境を構築していかなくてはいけません。

まずは仕事の成果や努力が適切に評価される制度、社員の向上心に応える教育制度、悩みや考えていることに対して気軽に話せる機会の3つを整えることが不可欠です。そして、お互いが敬意を持って接することや、風通しが良く問題を共有できる空気感などにより、モチベーションを引き出す職場環境を維持していきましょう。

 

 

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Topics: 自己啓発

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