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デジタルサイネージ:ビジネスホテルの活用事例

[fa icon="calendar"] 2021/11/26 10:00:00 / by ビーティス_市村亜也

ビーティス_市村亜也

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◼️ビジネスホテルでのデジタルサイネージの活用事例

 近年街中や駅、商業施設など様々なところで目にする機会の増えたデジタルサイネージですが、ホテルで活用されることも増えてきています。

 ホテルでのデジタルサイネージの活用にはどんなメリットがあるのでしょうか?

 今回はビジネスホテルでの事例を中心にお話ししたいと思います。

 

 

◼️デジタルサイネージの強みとは?

 従来、情報の掲示にはポスターや張り紙が使われていました。集客用の掲示物もポスターや看板でした。それらをデジタルサイネージにするとどんなメリットがあるのでしょうか?

 

 デジタルサイネージを使う利点としては下記のようなことが挙げられます。

 ・人目を引きやすい

 ・少ないスペースでたくさんの情報を表示できる

 ・ペーパーレスによって情報更新の労力を最小化できる

 ・音や動画によって表現の幅が広がる

 ・時間帯や曜日、日付などによって表示するコンテンツを出し分けできる

 ・SNSなどインターネット上のコンテンツと連携できる

 

 これらのメリットがホテルのニーズとどのようにマッチするのでしょうか?

 次は、ホテルでデジタルサイネージを活用するメリットについて見てみましょう。

関連記事:「デジタルサイネージとは ~種類と役割について~」

 

◼️メリット1:お客様に多くの情報をお知らせできる

 ホテルではお客様に快適にお過ごしいただくために、お知らせしたい情報がたくさんあります。

 例えば館内の案内図、館内サービス、送迎バス、チェックイン・チェックアウトの時間、アメニティについてなど。少し考えただけでも非常に多くのお知らせしたい情報が出てきます。

 これらは多くの場合、館内案内として各客室に備え付けてありますが、お客様が読むかどうかはわかりません。

 そのため、より多くのお客様の目に留まるようにロビーやエレベーターホール、エレベーター内などにポスターとして掲示しているホテルも多いでしょう。

 しかし、それらの場所には貼ることのできるスペースに限りがありますし、何枚も何枚もベタベタと貼っては景観を損ねてしまいます。では、どうすればよいでしょうか?

 そこで、少ないスペースでたくさんの情報を掲示できるデジタルサイネージの出番です。デジタルサイネージなら、数秒おきに表示内容を変えることができるので、1台分のスペースでポスター何枚分もの情報を表示させることができます。

 また、デジタルサイネージはそれ自体が発光しているので人目を引きやすいだけでなく、動画や音を活用することで、ポスターの何倍もお客様の目に留まりやすくなります。

 このようなデジタルサイネージの強みによって省スペースを実現できるだけでなく、より効果的にお客様に情報をお知らせすることができるようになります。

 

◼️メリット2:情報更新の手間が減る

 メリット1でもお話ししたように、お客様に快適にお過ごしいただくためにお知らせしたい情報はたくさんあります。それらをポスターで掲示していた場合、古い情報から新しい情報へ張り替える、という手間が発生します。例えば、新館オープンのお知らせや併設レストランの季節メニュー、期間限定のキャンペーン、観光情報などはいつまでも古い情報を掲示していてはお客様に誤った情報や古い情報を提供してしまう恐れがあるため、一定期間が過ぎたら張り替えが必要になります。

 これが数ヶ月に数枚だけなら大した手間もかからないでしょうが、毎月更新する必要がある、何枚も貼り替えるものがある、といった場合には担当者の負担になりかねません。

 デジタルサイネージなら、印刷や貼り替えの手間がないため、新しいデータをパソコンから送信するだけで情報の更新が完了します。

 しかも、クラウド型のサイネージなら、館内の複数台のサイネージに新しいデータを一斉送信することや全国の店舗に新しいデータを一括送信することなどもできるため、管理の負担をグッと減らすことができます。また、事前に表示更新のスケジュールを組んでおくこともできるため、情報の掲示を下げ忘れることや新しい情報を掲示し忘れるといったようなミスを防ぐこともできます。

 

◼️販促・集客に活用できる

 ここまででデジタルサイネージが少ないスペースでたくさんの情報を表示できること、人目を引きやすいことはお話ししてきました。

 これらのメリットはそのまま販促や集客にも繋がってきます。

 例えば、新館オープンのお知らせやお得なキャンペーン、お土産の紹介、併設レストランの紹介などはポスターで掲示するよりもずっとお客様に見てもらえるようになるでしょう。

 また、音や動画を活用することで、工夫次第でより記憶に残りやすくできたり、より購買欲をくすぐることもできるようになるでしょう。

 それだけでなく、SNSなどインターネット上のコンテンツとの連携もできますので、SNSで販促や集客に繋がる情報を発信している場合はそれを館内のお客様にも見てもらうことができます。

 他にも、クラウド型サイネージなら表示スケジュールを設定することができるため、日付や曜日、時間帯で表示内容の出し分けをすることができるようになります。そのため、ビジネス客の多い曜日や時間帯とファミリーやレジャー客の多い曜日や時間帯で表示を変えて、よりお客様のニーズにあった情報を見ていただくことが可能になります。ポスターでは曜日や時間帯によって毎日貼り替えることは現実的ではありませんが、デジタルサイネージなら少ない手間でこのような工夫をすることが可能なのです。



◼️情報案内と空間演出を共存させることができる

 デジタルサイネージの利点は情報案内・販促の効率化や省力化だけにとどまりません。

 ホテルではご宿泊のお客様にゆっくりくつろいでお過ごしいただくため、空間の演出には様々な工夫をしています。この空間演出をデジタルサイネージで行うことも可能なのです。

 例えば、近年大型商業施設や小売店でよく見られるようになった、複数台のデジタルサイネージを組み合わせた大画面で様々な表現を行う「ビデオウォール」という技術を活用すれば、没入感のあるビジュアル体験を提供することもできます。

 そこまで大掛かりな仕組みを使わない場合でも、例えばデジタルサイネージの画面の一部に情報案内を表示しつつ、それ以外の部分にはアクアリウムや美しい自然の景観を表示させるなどすれば、情報の案内と癒し空間の実現を同時に行うことができるのです。

 この情報案内と空間演出の共存についてはアイデア次第で様々な工夫をすることができ、ポスターでは実現できなかった体験をお客様に提供することができるようになります。



 このように、デジタルサイネージの利点はホテルのニーズにぴったり当てはまっており、デジタルサイネージを導入するホテルが増えてきていることも納得できます。実際に導入されているホテルでは下記のようなコンテンツを表示させています。

 

 この他にも、実際のホテルで表示させている画面事例をまとめたPDFをお配りしています。

ぜひご参考ください。

 

ホテル事例画像

 

ビジネスホテル画面事例

 

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デジタルサイネージについては、こちらの記事もお読みください。

「デジタルサイネージとは 〜種類と役割について〜」

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Topics: デジタルサイネージ

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