◼️コロナ時代のショッピングセンターでのデジタルサイネージの活用事例
新型コロナウイルスの流行により、生活やビジネスの様々な場面で変化が求められています。
新型コロナウイルスの感染対策をしながら生活をしていく「新しい生活様式」の中でデジタルサイネージはどのように役立てることができるでしょうか?
今回はwithコロナ時代におけるショッピングセンターでのデジタルサイネージの使われ方についてご紹介したいと思います。
以前、ショッピングセンターでのデジタルサイネージの活用事例をご紹介しましたが、新型コロナウイルス感染症の流行によってデジタルサイネージの重要性はさらに高まったと言えます。
その理由は大きく分けて2つあります。
・お客様への感染症対策への呼びかけに最適
・人と人が対面する機会を減らすことができる
なぜそのようなことが可能なのでしょうか?
以前にもお伝えしましたが、デジタルサイネージの利点としては下記のようなことが挙げられます。
・人目を引きやすい
・少ないスペースでたくさんの情報を表示できる
・ペーパーレスによって情報更新の労力を最小化できる
・音や動画によって表現の幅が広がる
・時間帯や曜日、日付などによって表示するコンテンツを出し分けできる
・SNSなどインターネット上のコンテンツと連携できる
特に太字にした4つの利点が、新しい生活様式(ニューノーマル)が求められる今の時代ではさらに重要になってきます。
1.お客様への感染症対策への呼びかけに最適
新型コロナウイルスの流行後、ショッピングセンターでも従業員が感染したという事例が何件か発生しています。ショッピングセンターでクラスタが発生した場合、店舗の消毒が必要になり、必然的にコストがかかるだけでなく、従業員の健康が脅かされる、顧客の客足が遠のくなど様々なデメリットがあります。また、最悪の場合、一次的に営業停止にせざるを得ないという可能性も出てきます。
そのような事態を避けるため、従業員側だけでなく、来店されるお客様にも感染症対策を行ってもらう必要があります。具体的には、サーモグラフィーによる体温の測定、手指の消毒やマスク着用の徹底、離れて並ぶなどの密を避けるための行動などを行ってもらわなければいけません。
そのような行動をお願いするため、人を配置して呼びかけるという方法もあるでしょうが、人を配置すると、人と人が対面する機会が増え、その分感染症感染のリスクも上がってしまいます。
ポスター等を掲示するという方法もありますが、ベタベタと何枚も貼ってしまっては景観を損ねてしまいます。
そこで、デジタルサイネージが非常に役立ちます。
デジタルサイネージはポスターと比べて、動画や音声で来店されるお客様の目を引きやすく、見てもらいやすいというだけでなく、サイネージ一台でたくさんのコンテンツを表示させることができるため、お客様にお伝えしたいことがたくさんあっても多くのスペースを必要としません。
また、情報を新しくする際に印刷して張り替える必要もないため、張り替える際に不特定多数の人が触った箇所を触りながら掲示物を張り替えるというリスクを取らなくて済みます。情報を新しくする際はパソコンやタブレットから新しい情報をサイネージに送信するだけでいいのです。
2.人と人が対面する機会を減らすことができる
ショッピングセンターではお客様が買い物やお食事をする際以外にも従業員とお客様が対面して接する機会があります。
例えば、インフォメーションセンターへの各種問い合わせや、たまたま近くにあった店舗の従業員にお手洗いやエレベーターの位置を質問する際など、お客様が何か質問をしたいと思った時です。
お客様からのお問い合わせに対応するのは勿論従業員の仕事ではありますが、このwithコロナ時代では、なるべくフェイストゥフェイスの機会を減らした方が安全と言えるでしょう。
では、どうやってお客様の満足度を下げずにお客様が質問する機会を減らせばいいでしょうか。その答えは、「情報をわかりやすく集約すること」に尽きます。
例えば、お客様が目当ての店舗を探される際にはフロアガイドやフロアマップをご覧になるでしょう。多くの場合、その二つは近くに掲示されていることが多いと思いますので、お客様はフロアガイドとフロアマップをそれぞれ見比べて、目当ての店舗がこの階にあるのか、あるとすればどこにあるのか、また、ない場合は何階にあるのかなどの情報を探します。
しかし、セール情報や営業時間の情報などはどうでしょうか?スペースの問題や景観の問題もあり、必ずしもフロアガイドやフロアマップの近くに掲示されているとは限らないのではないでしょうか?その場合、目当ての店舗を探しにきたお客様がセール情報や営業時間の情報を得るためには別の場所で別の掲示物を見なくてはいけません。
そこで、このような問題を解決するために大型のデジタルサイネージの画面を分割して関連する情報を一箇所に集約するという方法が効果的です。
複数の情報を同時に画面に表示することで、お客様は一箇所で様々な情報を得ることができます。その結果、わからないことを探すために近くの店員に質問したり、インフォメーションセンターに問い合わせたりする頻度を減らすことができます。
一つの画面に集約されたそれぞれの情報は独立したコンテンツになっているため、別の場所に設置したサイネージにも使いまわしたり、そのコンテンツ単体で表示させたりすることもできます。
このように、デジタルサイネージの利点を活用して、ショッピングセンター内で販促や空間演出の効果だけでなく、感染症予防の効果も発揮することができます。
この他にも実際の店舗で表示されている画面事例をまとめたPDFをお配りしています。実際に活用されている画面をまとめておりますので、ご参考ください。
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デジタルサイネージについては、こちらの記事もお読みください。
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