◼️飲食業界でのデジタルサイネージの活用事例
飲食業界と一口に言っても、その形態はファーストフードからレストラン、居酒屋、テイクアウト専門店まで様々です。もちろん、それぞれの形態にあったコンテンツの内容というものは存在しますが、飲食業界でサイネージに求められる役割は主に「集客」「情報案内」「販促」の3つに分けられます。
前回の「集客」に引き続き、今回は「情報案内」「販促」としてのサイネージの活用法について説明します。
関連記事:「デジタルサイネージとは ~種類と役割について~」
1.情報案内用サイネージとしての活用
飲食店では、メニューやお得なプランの案内以外にもお客様に見せたい情報はたくさんあります。例えば、営業時間の案内、店内の利用の仕方、会社としてお客様にアピールしたい取り組み、採用情報などです。
特に、会社としてお客様にアピールしたい取り組みは直接集客や販促に繋がるものではありませんが、店舗のイメージ向上やブランディングという視点においては、お客様に積極的にアピールしていきたいポイントになります。例えば社会的な取り組みを行なっていることや、環境に配慮した取り組みを行なっていること、食の安全への配慮、地産地消の取り組みなど、いわゆるCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)と呼ばれるような活動です。
このような活動は、店内にポスターとして貼るとなると、どの程度の大きさでどこに貼ろうかと悩むところですが、サイネージのコンテンツの一つとして表示すれば、場所も取らないため、他にお客様に見せたい情報の邪魔をすることなく、きちんとお客様に向けて発信することができます。
2.販促用サイネージとしての活用
販促用のサイネージは、基本的に店内に設置します。集客と販促をかねる場合には店外に設置することもありますが、主な役割は、来店されたお客様により多くの注文をしていただけるようにアピールすることです。
具体的な内容については各店舗により異なると思いますが、例えば「店員とじゃんけんで買ったら割引」「今なら対象の商品5品で1品サービス」「数量限定のメニュー」など、その場にいるお客様に「買いたい」「注文したい」と思わせるような取り組みを行なっているなら、これを積極的にアピールしない手はありません。
従来ですと、印刷したものをメニュー表と一緒に置く、店員から声かけをするという手法が広くとられていました。勿論それでも、お客様にアピールすることはできるのですが、デジタルサイネージを活用すると、スケジュールによるコンテンツの出し分けで日時や曜日限定の取り組みを行いやすくなりますし、また、「これを見た人だけ!」といったような特別感のあるキャンペーン、SNSと連動したキャンペーンなどを行いやすくなります。
特にSNSとの連携は従来の紙ポスターや紙メニューではできなかった取り組みです。多くの人がSNSを利用している時代だからこそ、様々なアイデアでユニークな販促を行うことができるようになったと言えるでしょう。
実際には下記のようなコンテンツを表示させています。
この他にも実際の店舗で表示されている画面事例をまとめたPDFをお配りしています。実際に活用されている画面をまとめておりますので、ご参考ください。
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デジタルサイネージについては、こちらの記事もお読みください。
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