◆人の気配を感じさせる店は繁盛する◆
◎説得力のある「お客さまの声」
世の中がデジタル化に変化しても普遍的な原理原則があります。それは、人間は人間の行為行動に引きつけられるということです。視線もですし、興味や関心も引かれます。
だから、POPやチラシといった販促物に顔写真や似顔絵、イラストといった「人」を入れるとグンと効果が上がるのです。販促物だけでなく、長い行列に並びたくなるのもこのことに起因します。
また、注目度という点ではやや劣りますが、関心や興味を抱かせるには、「お客さまの声」として明記する方法もあります。
「毎日朝昼晩の3回使用しています。30代・OL」とPOPに表示すると、同じ立場の30代・OLの需要がグーンと高まります。
ポイントは、体験談や愛用している理由、使用頻度などを具体的なメッセージとして伝えることです。お客さまが信頼するのは、自分と同じ立場にいるお客さまの声なのです。
普段からお客さまとの会話をメモし、広告・販促物に活かすために情報収集を心がけてください。どうしても「お客さまの声」が収集できない場合は、自分のプロフィールを公開したり、スタッフのことを発信するといいでしょう。
このとき気をつけたいのは「売りたい!」という氣持ちは抑えることです。せっかく親近感を抱いてもらう機会です。スタッフの紹介として「働いている人の声」を発信します。出身地や好きな食べ物を明記するだけでも効果的です。
【画像1:手描きチラシ】には、パートで働いている近所のAさんの紹介枠があります。このお店は青果店で、漬物の作り方に詳しいことを記載しています。今では漬物名人としてお客さまに慕われています。
例えば、休日に映画を鑑賞してきたのであれば感想を述べたり、キャンプを楽しんできたならおすすめのディナーメニューや役に立つキャンプ用品の紹介など、自店の取扱い商品とは関係のない話題はお客さまとの距離を縮めるコミュニケーションです。
第三者や当事者を含め、こうした「人的価値」を探すことが広告・販促そしてSNSを活用するためのコンテンツとして重要です。
【画像1:人的価値を伝えた手描きチラシ】
◆弱みを隠さない店は繁盛する◆
◎信頼感を高める「スタッフの声」
店や企業のプラス面を発信するのは当たり前の話です。わざわざ時間や労力、コストをかけて、マイナス面を発信するなんて突飛なことであり、大きなリスクを伴うことです。
だからこそ実践する価値があります。
これまでの常識は非常識。お客さまの信頼を得るには、隠していたウィークポイント(=弱み)を開示する。この勇気が繁盛店への近道です。
人間は、弱みを隠す人には不信感を抱き、包み隠さない人には信頼感を抱きます。
同様に、自慢話をする人には拒絶感を抱き、失敗談を語る人には安心感や共感を抱きます。
こうした人間心理は、広告・販促物にも活用できます。実は、マイナス面に焦点を合わせた発信が有効なのです。
誰もが、いいことばかりをいう時代。だからこそ、【画像2:商品の欠点】や【画像3:スタッフの悩み】が、絶大な信頼を得る資源となります。
【画像2:商品の欠点】
【画像3:スタッフの悩み】
画像2のような「わけあり商品」は、その理由「頭のスカーフが少しかけてしまいました」と明確にしています。この程度のわけありなら気にしないお客さまが購入していきます。
このようにわかりにくい部分を隠さず公表することで信頼感は醸成されていくのです。
画像3のような失敗談が前述したように親近感を抱いて頂く機会となります。包み隠さずありのままを表現することへの支持の高さが伺えます。
心を開くお店や企業に、お客さまは自らのことを語り出すのです。
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