◆小さな感動を積み重ねる店は繁盛する◆
◎感動はスケールより頻度
感動的な出来事は誰かに伝えたくなります。これが口コミにとって重要な要因です。
しかし、誰もが知っているキャラクターが登場するエンターテインメントや映画、ドラマのようなスケールの大きな感動を提供することは困難です。
繁盛店が提供する感動とはスケールの問題ではありません。小さな感動の提供を日々考えているのです。そしてそれを継続し積み重ねていくのです。
大切なことはスケールより頻度!
こんなことで感動するの?という事例を紹介します。
【事例1】POPに描く文字のサイズを大きくする
〔効果〕高齢の方が情報を入手しやすくなったことで購入点数がアップした。
情報格差の時代です。特に高齢の方に顕著です。一人暮らしや外出しないなど人と接する機会が少ないことや、ネットに接続しないなど多くの問題はありますが、文字を大きくするだけで入手しづらかった情報が得られ、わずかでも格差を解消できるのです。
【事例2】重たい商品はスタッフがレジまで運ぶ
〔効果〕高齢の方はもちろん、妊婦さんの来店頻度がアップした。
本当は購入したいが、持てないために購入に至らなかったり来店しないケースは予想以上に多いのです。「サービス価値」として目に見えるカタチでPOPを使ってお知らせするだけでも店へのロイヤリティは高まるのです。
これらの事例から、「文字を大きく」「重たい商品を運ぶ」というスケールの大きさは決してないですが、感動するお客さまがいることは確かなことです。
下記図に明示してあるような、ちょっとした事象の積み重ねが大切です。もちろんこれ以外にも多くの感動的な事象を発見し、お客さまに提供する頻度を高めることが重要です。
【画像1:感動するちょっとした事象】
◆手描きPOPを生かす店は繁盛する◆
◎口コミは現場で発生する
例えば、あそこの店のパスタが食べたい!100万部を超えるベストセラー!など、繁盛店やヒット商品の話題はテレビや雑誌、新聞などのマスメディアで取り上げられることがあります。
これをキッカケに「口コミ」が発生し、繁盛店やヒット商品が誕生します… というのは全くの誤解です。
「口コミ」は現場(売場)で発生するのです!
マスメディアはすでにあるコミュニティで話題になり「口コミ」で広がっている事象を取材し掲載に至るのです。
つまり、「口コミ」を戦略とするなら、いかに現場で話題にするかがポイントです。
前述したように、現場で小さな感動を積み重ねることで【事例1】の場合は、高齢の方のコミュニティで「口コミ」が発生し拡散していくのです。【事例2】の場合は、妊婦さんを中心に主婦のコミュニティで同様のことがおこるのです。
〔現場(売場)で口コミを発生させるために効果のあるツール〕
◎手描きPOP
◎SNS
◎デモンストレーション(試食など)
◎体験型イベント
この中でも案外「手描きPOP」の効果は見過ごされがちですが絶大です。
たった1枚の手描きPOPからベストセラーになり、映画化される作品が誕生するなど、たくさんの事例が存在します。
【画像2:書店員が制作した手描きPOP】
芥川賞や直木賞に並ぶくらい影響力があり、作家の間では今やそれ以上に作品が認められた喜びを感じるのが本屋大賞です。
現場の書店員の皆さんから評価されるこの賞の付加価値となるツールが書店員の手描きPOPなのです。
繁盛店やヒット商品はマスメディアだけで誕生するのではなく、POPやSNS、その他のツールとの結合が欠かせないのです。
最近、デジタルサイネージ(電子看板)を設置する店舗が増えています。手描きというアナログとデジタルによるハイブリッドの広告は、新しいコンテンツとしての可能性を秘めています。
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