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進化するPOP広告!販促ツールから戦略的パートナー 〜その3〜

[fa icon="calendar"] 2020/09/11 10:00:00 / by 沼澤 拓也

沼澤 拓也


POP広告

 突然ですが、皆さんは〝悩み〟がありますか?

「私には〝悩み〟なんかありません」という方は稀で、「妻とうまくいかない」とか、「最近、ストレスがたまる」「もっと美しくなりたい」など、多くの皆さんが〝悩み〟を持っています。「〝悩み〟なんかありません」という方も、実は〝悩み〟に気づいていないだけで人間であれば必ず〝悩み〟を抱えています。
〝悩み〟〝悩み〟という言葉を繰り返すと、何か気分的に暗くなりがちです。ところがこのことが〝お客様〟と〝お店〟を強く結び付けるキーワードになるのです。  

◎お客様から支持されるお店とは?◎

(3)お客様の〝悩み〟解決

 

 今回は結論から言います!「〝悩み〟解決=自己実現つまり〝夢の実現〟」

POP広告

 人間誰しもが「夢の実現」を支援されて嫌な気分になることはありません。それよりもそこにはコミュニケーションが確立され〝信頼感〟が育ちます。お店の場合であれば、それが固定客になる確率がかなり高まり、お客様にとって欠かせない存在になるのです。

先にも述べましたが、大なり小なり人間は〝悩み〟を抱えています。現代人の〝悩み〟を収集分析すると、次の3点に大別されます。

① 人間関係
② 生活環境
③ コンプレックス(劣等感)

 ここで自店のこととして、上記の3点を捉えてください。

 まず、「①人間関係」をテーマにしたPOP広告をご覧ください。

POP 人間関係

以前とてもヒットしてたCD「R35 Sweet J-ballars」のPR用です。90年代前半のトレンディドラマやCMで流れたシングル・リリースのバラード曲を集め、その当時恋人同士であった35歳前後の夫婦をターゲットに企画されたものです。

このような企画CDは他にもたくさんありますが、予想を超える売上枚数のポイントは何といっても「もう一度、妻を口説こう。」というキャッチコピーにあります。このキャッチコピーを使った店頭でのPOP広告を含めたセールス・プロモーションが功を奏したのです。

これはまさに「①人間関係」をテーマに今の時代背景の中で生まれたPOP広告戦略といえます。

 

次に、現代人は生活環境から影響を受け多くのストレスを抱えています。ストレス発散を目的とした商売がとても盛んなことはこのことを裏づけています。例えば「エステ」や「アウトドア」、コロナ禍のため事情が変化しましたが、もちろん「海外旅行」などのツアー商品などがそれにあたります。

「②生活環境」をテーマにしたPOP広告をご覧ください。

POP 生活環境

これは「書店」で使用したものですが、「ぜったい、泣けます」というキャッチコピーを採用したPOP広告が決め手で販売部数をあげました。これにより、ストレスが発散される癒し効果をうまくPRに連動させています。

このように、あらゆる業界で生活環境の〝悩み〟解決をサポートしているのです。

 

さらに「③コンプレックス」についてですが、

POP コンプレックス
上記の画像の場合、ゴンドラエンドに重点商品である〝コンプレックス解消商品〟をディスプレイし、コーナー展開しています。200×600mmのボードに「リアルなふたえ出来あがり」と大きめの文字サイズで訴求力を高めており、ひと目でどんな〝悩み〟を解決してくれるのかがわかります。

これまでであれば、このような売場づくりを実施する際に「コスメティックコーナー」や「ケア用品フェア」など、「商品・サービス」視点のPOP広告展開が主体でしたが、「お客様の悩み解決」つまり「お客様の立場にたった」視点での展開がお客様から求められています。

 

 以前「売り手側が考えている以上にお客様にとってPOP広告は“人生のナビゲーター”の役割を果たしています」と伝えました。〝悩み〟の多い現代人のために、単なる「販促ツール」ではなく「戦略的パートナー」としてPOP広告に対する考え方を変えてください。今はそのタイミングのときです。

 さて、これまでの全3回を振り返りますと、なぜ?「(1)明確なターゲット設定」「(2)自店の強み提示」「(3)お客様の悩み解決」が重要なのか、ある程度理解して頂いたのではないでしょうか。このことが明確になっていない場合は早急に再確認をおすすめします。

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