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シン・フロンティアを目指せ!すでに始まっているメタバース世界史

[fa icon="calendar"] 2023/10/19 10:00:00 / by 沼澤 拓也

沼澤 拓也


メタバース

 

◆驚きしかない!メタバースの市場規模がこれだ

2017年からweb3が注目され始め、現実世界とメタバースのtwo‐wayが当たり前になりつつあります。
近い将来、現実世界とメタバースはシームレスになり、一つの世界になると予想されています。

メタバースを主体に関連のアバターやクリプト(FT)、NFTは、インターネットのように私たちの生活やビジネスに必要なテクノロジーとなります。
そして世間を騒がしているAIの本命の一つはメタバースであり、今回から新しく始まる連載記事で伝えていきたいと考えています。

これまで記事を書かせて頂いたPOP広告やマーケティング、行動経済学は、メタバースとの相性が良いことと、読者の皆様にとっても新しい市場を開拓することでビジネスを拡大するチャンスが訪れていることをどこよりも早く公開していきます。


 

 
メタバースはSNSの次のメディアと言われており、Web2型とweb3型があります。今、マスメディアで取り上げられているわかりやすいWeb2型だけではなく、これからメインとなるweb3型メタバースも含めて情報発信していきます。

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連載のメインタイトルは、「シン・フロンティアを目指せ!すでに始まっているメタバース世界史」で、今回のテーマは「驚きしかない!メタバースの市場規模がこれだ」です。

2023年現在考えられるフロンティアは4つあります。アフリカ、宇宙、深海、そしてメタバース。特に宇宙とメタバースが注目されており、その理由は市場規模にあります。
米国のメディアであるブルームバーグによると、宇宙の市場規模は2040年に全世界で100兆円に到達。かたやメタバースは2028年に100兆円の市場規模に到達すると予測されています。
このデータからもいかにメタバースへの期待が膨らんでいることがわかります。
これがどのくらいすごいことかというと、最大級の産業である自動車産業の全世界での市場規模が100兆円を超えています。トヨタやフォルクスワーゲン、ゼネラルモーターズなどそうそうたる企業が勢ぞろいしている産業に、6年後に迫る勢いなのです。
比較するとよりそのすごさがわかりますね。

これまでにメタバースへ進出した日本の企業や団体、教育関連を抜粋します。

◎日本IBM … メタバースで入社式を開催
◎JR西日本 … JR大阪駅をメタバース化
◎テレビ朝日 … メタバースでグッズ販売
◎松竹 … META歌舞伎
◎メタカープ … 野球をバーチャル応援
◎日産自動車 … ギャラリーを開設
◎三越伊勢丹 … バーチャルショップを開設
◎東京大学 … メタバース工学部開設
◎京都大学 … バーチャル京都大学を公開
◎順天堂大学 … メタバース活用の医療共同研究
◎関西万博 … 2025年万博に向けてバーチャル大阪を公開


三越伊勢丹

(三越伊勢丹 出典:https://www.mistore.jp/shopping/feature/shops_f3/vrinfo_sp.html


加えて、海外企業の動向です。

◎Wal-Mart … 仮想の商品を開発・販売
◎Master card … メタバース関連の商標申請
◎Adidas … メタバース内の土地を取得
◎Nike … メタバース内の土地を取得
◎Gucci … メタバースのアプリ開発
◎Louis Vuitton … メタバースのゲーム開発

上記はほんの一部です。

私たちが知らない企業の参入が急速に広まっています。メタバースの市場を先行で獲得することで、弱者が強者を飛び越える可能性があります。
近年、世界的に起こっている現象があります。それは、新興国や途上国が新しいテクノロジーによって、先進国を飛び越える現象です。

これはリープフロッグ現象と言います。
追い越すのではなく飛び越えるため、知らないうちに先進国の眼前に現れるのです。
車の追い越しをイメージしてください。後ろにいた車が追い越しをしようとすると、並走の時間があるため追い越されることがわかり、抜かされない対策が打てます。
しかし、飛び越えられると突然目の前に現れるため、対策のしようがなく、ただ距離は引き離されていくばかりです。

日本の学力が、アジアの中でも下位に位置したことを知り、愕然とした記憶があると思います。
まさに追い越されたわけではなく、飛び越えられたのです。


                  
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メタバースをはじめ、テクノロジーの世界でもこの現象が起こっています。
前述した100兆円の市場規模の予測について、日本の企業がどれだけのシェアを確保できるかはクリティカルな問題です。

まずは体験してみることで理解できます。インターネット登場の時に後手を踏んだ日本企業にとって、ここまでの失われた30年は取り返しがつきません。
メタバースについては同じ轍は踏まないように、このブログ記事が読者の皆様にとって得るものの多い30年になりますように書かせていただきます。

 

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「デジタルサイネージとは 〜種類と役割について〜」

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Topics: サイネージ, メタバース

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