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防災のキホン:寒冷地「以外」の水道管凍結対策(後編)

[fa icon="calendar"] 2023/12/26 10:00:00 / by 高荷 智也

高荷 智也


水道凍結2  

前回は、寒冷地以外における水道管凍結のお話をしました。今回は、そうした対策を行ったにもかかわらず、あるいは対策を怠ったことで、不幸にも水道管が凍結してしまった場合の対処について解説をします。

 


■強い衝撃を与えてはいけない

凍結箇所に強い衝撃を与えることもNGです。例えば蛇口のハンドルが凍結している場合、フィジカルに頼って無理矢理蛇口を開けようとすると、蛇口が折れたり、パッキンなどが破損したりして、水道が使えなくなる恐れがあります。
アニメや映画で、冷凍攻撃を受けた味方が的に殴られて、粉々に崩れるというシーンがあります。凍結した水道管に強い力を与えると、同じような結果となりますのでこれは避けてください。凍ったものに衝撃を与えてはいけない、これは凍った味方も水道も同じです。




■水道管が破裂した場合

不幸にも蛇口が破損したり、水道管が破裂したりした場合はどうすべきでしょうか。破損箇所よりも、水道の元栓に近い場所に閉められる蛇口があれば、それを閉めてください。例えば台所や洗面所の蛇口や水栓が破裂した場合、シンクや洗い場の下に元栓があればそれを閉めることで水漏れを止められます。
一方、元栓のない箇所から水漏れが生じたり、どこから水漏れが生じているのかが分からなかったりする場合は、屋外のメーターボックスを開けて、自宅・建物の水道の元栓そのものを閉めてください。その後、最寄りの水道屋さん・修理業者を呼びましょう。
なお、こうした業者さんを呼ぶ際には、「○○市 水道局指定業者」などと検索すると、自治体の指定を受けている業者のリストなどが出てきます。こうしたリストから連絡をすることで、いわゆる悪徳業者を避けることができるでしょう…。


■水道管破裂時の外出について

水道管が凍結してしまった、あるいは水が出なくなっている状況で外出をする場合は、できるだけ水道の元栓を閉めてからお出かけをしてください。自宅に誰もいない状況で凍結箇所が解凍された際、水道が破裂していた場合は、そこから水漏れが生じます。
水漏れ箇所が台所や洗面所のシンク内であれば大きな被害は生じません。しかし壁の中や床下などで水漏れが生じた場合、状況によっては大きな被害が生じます。アパートやマンションの場合は、下の階から高額な賠償請求が来ることもあります。
凍結・水道管の破裂が生じている恐れがある、または判別がつかない場合は、外出時に元栓を閉めることをオススメします。




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