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シン・フロンティアを目指せ!すでに始まっているメタバース世界史~その4~

[fa icon="calendar"] 2024/01/11 9:30:00 / by 沼澤 拓也

沼澤 拓也


メタバース

 

◆メタバースに欠かせない!3つのトリガーとは?Part3

メタバースは一昨年前(2022年)の流行語30選にあげられましたが、体験したことのある人はまだまだわずかな現状です。

総務省が昨年(2023年)公表したデータによると、メタバース経験者の割合はたった2.8%です。他の国と比較するとGDP上位ランキング順に「米国28.9%」「中国10.8%」「ドイツ15.8%」です。

日本がこのような結果に至っている要因は簡単です。

 

 

「聞いたことはあるけどわからない。興味がない」

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1995年、インターネットによるIT革命のときの再現を思わせます。あのときの日本の認識もあまかった…

◆ネットで購入するなんて怖い
◆自分の仕事が奪われる
◆個人情報が盗まれる
◆face to faceじゃないとビジネスできない
◆ インターネットなんか詐欺だ

失われた30年の始まりでした。
それではメタバースについてはどうでしょうか。下記のとおりです。

◇メタバースで購入するなんて怖い
◇自分の仕事が奪われる
◇個人情報が盗まれる
◇ face to faceじゃないとビジネスできない
◇メタバースなんか詐欺だ

また30年を失いそうです。

さらにアンケートを続けると、興味はあるけど下記のようなちょっとした勘違いでメタバース未経験者となっているようです。

●VRゴーグルが必要
●ゲームだとの理解
●暇つぶし
●特定の業種にだけ有効
●zoomなどオンライン通信の延長線上

すべて誤解です!

◎VRゴーグルはなくてもパソコンやスマホで体験できます
◎ゲームはメタバースの入り口としてのコンテンツです
◎将来はわかりませんが、今は感度の高いイノベーターが可能性を探るため、意図的に時間配分をメタバースにシフトしています。
◎現在、パソコンやスマホを活用している業種は今後、メタバースの恩恵を受けます
◎メタバースは通信機能ではなく、現実世界のようなもう一つの生活基盤です。

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IT革命のときの二の舞を踏まないように、メタバースで多様なプロジェクトを共に展開しているイノベーターたちは、すでに下記のような活動にリソースを集中しています。

☆自社を成長させるメタバースプラットフォームの調査と選択
☆現実世界だけでは解決しない課題をメタバースで実証実験。例えば、地方創生や人手不足など、
 そしてSDGsにも有効(国連開発計画でも言及)
☆メタバース上の土地を購入し、アセットとして保有→運用
☆マスメディアやインターネットの代替として、新しい広告プラットフォームの開発
☆メタバース上での社員として、アバターの採用と育成

この他にもメタバースでしかできないユニークなプロジェクトが続々と立ち上がっています。

米国の大手メディアの調査では、メタバースで世界のGDPは押し上がると予想されています。
先に示したデータから私見での考察になりますが、昨年、日本はドイツに抜かれ4位になった要因の一つにメタバースへの認識が低いことを感じています。

Z世代、そしてそれに続くα世代はメタバースネイティブと言われています。日本のマーケットだけをみていると、高齢者や団塊の世代、団塊ジュニアに人口が偏っているため、Zやα世代のマーケットの優先順位が低い企業が多いです。
しかし、世界基準で分析すると、20億人という一番大きなマーケットなのです。

メタバースを経験したことがある人でしたら、このマーケットの可能性を感じています。そのため、現実世界からメタバースへの時間配分を広げているのです。
これからの世代は、メタバースを起点に現実世界で世界マーケットにフォーカスする思考や行動が当たり前になります。


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前段が長くなってしまいましたね笑。
 
3つ目のトリガーについては、次回ということで楽しみにお待ちください。私は3つ目のトリガーに一番可能性を感じています。素晴らしいテクノロジーが開発されたものだと感心しています。

どうぞお見逃しないように!
                  
 

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「デジタルサイネージとは 〜種類と役割について〜」

「デジタルサイネージ:オフィスでの情報共有活用事例」

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Topics: サイネージ, メタバース

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