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シン・フロンティアを目指せ!すでに始まっているメタバース世界史~その5~

[fa icon="calendar"] 2024/02/29 11:17:20 / by 沼澤 拓也

沼澤 拓也


ビットコイン

 

◆メタバースに欠かせない!3つのトリガーとは?Part4

米国の現地時間2月1日、アップルのARヘッドセット「ビジョン・プロ」が発売されましたね。早速、街中で使用する人が現れ、その光景はメディアでも取り上げられていました。

これまでのデバイスと違うところは、室内という閉ざされた空間ではなく、眼鏡のように装着しながら公共の空間でも使用できることです。

つまり、VRヘッドセットとARヘッドセットの違いです。AR(拡張現実)とは、簡単に説明すると現実世界に仮想なものを組み合わせることです。VR(仮想現実)はすべてが仮想な世界のため、視覚に入ってくる情報は現実世界とは異なります。
 

 

ARヘッドセットは、現実世界を視覚で認識しながら仮想な世界が組み合わさっているため、外空間でしようできるのです。
日本での発売が気になるところですね。

さて、前回触れることができなかった3つ目のトリガーについて話を進めていきましょう。このテクノロジーは、AIに匹敵するくらいこれからの世界を劇的に変えていきます。
それは「ブロックチェーン」です。


◎中央集権型の弊害を解消する分散型へ

ブロックチェーンは日本語で「分散型台帳」といいます。

取引履歴や情報が記録されたブロックから次のブロックへとつながっていきます。チェーンのようにつながっているため、ブロックチェーンと呼ばれているのです。
ブロックチェーンに記録された情報は、みんなで管理・監視しているため、改ざんや消去できない優れた特徴があります。一つのブロックに良からぬ手を加えても、それ以前のすべてのブロックまで手を加えないと改ざんも消去もできないのです。

このようなテクノロジーのため、ブロックチェーンに記録された情報は、信頼できる情報となります。

ブロックチェーンをわかりやすくいうと、多くの人が参加して、信頼できる情報を共有する仕組みです。

よく例えに挙げられるのが、金融の仕組みです。現在は銀行という非分散型の仕組み、いわゆる中央
集権型で、中央に存在する銀行が取引履歴や情報の記録を行っています。たまに、銀行業務がストップしたというニュースがありますが、中央集権の弊害の一つということです。
それでは、金融の仕組みもブロックチェーンによって分散型の仕組みに変えることができれば良いのではないかと思いませんか?

すでにあるのです。その先進事例がビットコインなのです。




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◎ビットコイン誕生の秘密

ビットコインが誕生した背景には、以下のような3つの要因が挙げられます。

一つ目は、中央集権的な金融システムへの不信感です。政府や銀行が国民の資産を管理することに対して不信感を抱く人々が増えていることです。
日本に住んでいると感じない不安かもしれませんが、視野を世界に広げると、自国の通貨に不信感を抱く国民がいても不思議ではありません。

二つ目は、電子商取引の需要の増加です。インターネットの普及に伴い、支払い手段が必要とされるようになっていることです。
日本国内だけの取引を考えると、何ら不便は感じません。しかし、グローバル化により世界市場と取引を行うと、すみやかな処理には時間がかかってしまうケースがあります。
メタバースによって、さらにボーダレスになっていくとブロックチェーンを活用したシステムとの相性の良さが魅力的です。

三つ目については、紹介した二つとは少し性質が異なる秘密のため、項目(下記)を別にします。


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◎正体不明の謎のメッセージ

ビットコインは謎の多い通貨です。通貨と認めていない国もあれば、自国の法定通貨とした国もあります。それぞれで認識は異なりますが、一つ確かなことは、ビットコインが誕生したことでブロックチェーンというテクノロジーが誕生した事実です。

ビットコインのスタートブロック、つまり最初の履歴情報が入っているブロックのことです。そこにはあるメッセージが刻み込まれています。現実世界の金融システムへの警鐘メッセージが残っているのです。

ここで紹介しましょう!
「銀行に2度目の救済措置として公的資金注入へ」
非常に皮肉めいたメッセージだと感じませんか?
                  
 

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「デジタルサイネージとは 〜種類と役割について〜」

「デジタルサイネージ:オフィスでの情報共有活用事例」

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Topics: サイネージ, メタバース

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