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防災のキホン:夜間の停電に備えた明かりの準備とその種類(後編)

[fa icon="calendar"] 2023/11/21 10:30:00 / by 高荷 智也

高荷 智也


災害対策  

 前回のコラムでは停電対策で準備をしたい「明かり」のお話をいたしました。今回は用途に合わせた具体的なライトの種類についてご紹介いたします。

 


■ヘッドライト・ネックライト

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写真左から:
単三電池用ヘッドライト、ボタン電池用ネックライト、充電式ツインネックライト



頭につけるヘッドライトや、首にかけるネックライトです。夜間の避難時に身につけたり、救助や応急手当を行う際に装備したり、あるいは避難所生活時のトイレや着替えに使用するなど、両手を自由にしたいシチュエーションの利用に向いています。
ヘッドライトは頭を向けた方向が明るく、ネックライトは常に身体の正面が明るくなるという特徴もあります。アウトドアではヘッドライトがよく使われますが、平時の散歩やスポーツでも活用するなら、小型軽量のネックライトが便利です。


■手持ちの懐中電灯

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写真左から:単1~単4全ての電池が使えるライト、単3専用ライト、充電式ライト


手に持って使用するスタンダードな懐中電灯です。狙った方向がピンポイントで明るくなるため、移動や作業をする際の明かりに向いています。100円ショップでも買える手軽なものから高価で高機能なものまで、種類や選択肢が多いことも特徴です。
防災専用にライトを準備したい場合は、乾電池を使うタイプがおすすめです。メーカー製の乾電池は10年間の保存ができるため、包装フィルムに包まれたままライトへ入れておき、使用する時にフィルムを剥いてライトにセットして使用すれば長持ちします。



■ランタン

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写真左から:
スマホ充電もできるランタン、アウトドア向けのランタン、インテリアにもなるランタン


テーブルの上や床に置いたり、高い場所へ吊したりして使用するランタンです。設置した場所の周囲を明るくするため、手持ちでは無く生活空間へ設置する明かりに向いています。停電時にランタンがないと生活が不便になるため、1台は準備したい器具です。
平時からインテリアとして使用したり、寝室の枕元の明かりとして活用したりすることができるアイテムも多くあります。防災専用にせず、できるだけ普段使いできるアイテムを非常時「にも」使えるようにする意味で、ランタンは兼用がしやすいアイテムです。


■停電時自動点灯ライト

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写真左から:
普段はタップになるライト、普段はUSB充電器になるライト、普段はデスク照明になるライト


停電対策においては、「停電したら自動的に点灯」してくれる「停電時自動点灯ライト」の準備もおすすめします。普段はコンセントからの給電で使用し、停電を検知すると自動的に点灯し、非常時の明かりを確保してくれるライトです。
平時は日用品として使用できるライトが多くあり、部屋の中に設置することができます。寝室、リビングや子ども部屋など滞在時間の長い部屋、玄関や廊下など避難経路になる場所、キッチンなど危険物の多い部屋、またお風呂場の脱衣所など明かりを失いたくない空間などにも設置したいライトです。

用途に合わせた照明器具を準備して、非常時に「命を守る」明かりを用意しましょう!




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