Bitis ブログ

工場の災害情報を共有する方法は?共有のポイントや役立つシステムを紹介

[fa icon="calendar"] 2024/02/09 10:00:00 / by ビーティスブログ編集部

ビーティスブログ編集部


 工場災害対策

 

従業員がスマホやパソコンを持たない工場では、災害情報を素早く共有できる仕組みやシステムが必要です。企業には従業員の安全を守る安全配慮義務があり、義務の履行のためにも情報の共有を真剣に考えなければなりません。

本記事では工場で災害情報を共有する必要性や共有するポイント、情報共有に役立つデジタルサイネージについて解説します。




 

【目次】

 工場で災害情報を共有する必要性は?

 工場の災害情報共有に必要なこと

 工場で災害情報を共有するポイント

  デジタルサイネージが工場の災害情報共有におすすめな理由

 工場の災害情報共有に役立つPICLES

      まとめ

 

工場で災害情報を共有する必要性は?

日本では地震や大型台風など自然災害による被害が多く、緊急に対応しなければならない状況になることも少なくありません。

特に工場で仕事に従事する従業員の多くはスマホやパソコンなど迅速に情報を得られる手段を持たないため、災害情報を共有するシステムの必要性が高いといえます。

ここでは、工場で災害情報を共有する必要性を解説します。


従業員の安全性を確保する

災害のリスクは今後も高く、大地震などが発生する確率は高いと予測されています。企業には従業員が安全・安心して健康に働くことができるよう配慮する安全配慮義務が課せられており、この義務は平常時だけでなく災害など緊急時にも求められます。安全配慮義務を果たすために必要なことのひとつが、工場における災害情報の共有です。

災害が発生した際は、従業員の安全を確保し、適切な行動をするためにも迅速な情報共有が必要になります。

 

二次被害を防止する

工場での災害情報共有は、二次被害を防止するためにも必要です。現場の状況を把握して、二次被害を防ぐために情報を発信し、迅速に行動しなければなりません。

例えば工場の被害が大きいときは素早く避難誘導をする、雨で浸水したときは機器の故障を防ぐために生産ラインを止める指示をするなどの対応が必要です。そのために現場の状況をいち早く把握する必要があり、情報共有が欠かせません。



工場の災害情報共有に必要なこと

工場で災害情報を共有するためには、最新の災害情報が迅速に伝わる仕組みづくりが必要です。また、仕組みだけでなく、適切な対応ができる人材も育成しなければなりません。

ここでは、工場の災害情報共有に必要な2点を解説します。

最新の災害情報が迅速に伝わる仕組みづくり

企業は緊急時にも災害情報を共有するために、情報が迅速に伝わる仕組みを作ることが必要です。緊急の際、職場ごとのリーダーが最新の災害情報を入手し、従業員に素早く伝える体制を整えなければなりません。

特に地震など大規模な災害では、急激な状況変化で情報が共有しにくくなる場合もあります。早急な避難が必要な状況に対応するには、災害時にもしっかりコミュニケーションがとれる体制が必要です。

全従業員との連絡網を整備し、避難・救助・安否確認が円滑にできるようにしておきましょう。

 

情報収集後の判断ができる人材を育成をする

企業が災害における安全配慮義務を果たすには、情報共有の仕組みを作るだけでなく、危機回避の判断ができる人材の育成も大切です。

緊急時には従業員を保護するため、災害情報や社内で報告される情報をもとに適切な行動をとるための判断力が求められます。いざというときに適切な判断をするためには、判断能力を高めるための育成を日頃から行うことが必要になるでしょう。

 

工場で災害情報を共有するポイント

工場で災害情報を共有するためには、災害情報を自動で提供できるシステムや、日常的な防災教育も必要です。

ここでは、工場で災害情報を共有するポイントを解説します。



情報を自動で提供できること

災害が発生したときは混乱が起こり、自分から情報を取得するのは困難になることもあります。災害情報共有を迅速に行うためには、デジタルサイネージなど自動で正確な情報を取得できるシステムの設置が必要です。

緊急時以外にも日常的に情報を取得しているシステムがあれば、災害発生時にもスムーズに災害情報を取得できるでしょう。


日常的な防災教育を行うこと

いざというときに慌てず適切な行動をするためには、日常的な防災教育も大切です。避難訓練や初期消火訓練などの防災訓練、防災マニュアルの策定と周知、防災に関する講演会の実施など、企業が行える防災教育は多々あります。

また、災害時にとるべき行動や対処方法について、デジタルサイネージなど情報発信のシステムで伝え続けることも、防災に関する意識喚起に役立つでしょう。

 

デジタルサイネージが工場の災害情報共有におすすめな理由


工場における災害情報共有の仕組みづくりや日頃の防災教育などに役立つのが、デジタルサイネージです。デジタルサイネージは画像や動画などのコンテンツを自由に配信できるディスプレイで、日常的な情報配信にも活用できます。

ここでは、デジタルサイネージが工場の災害情報共有におすすめな理由をみていきましょう。


スマホやパソコンを持たない従業員も情報収集できる

オフィスで働く場合は、手元のパソコンやスマホで緊急時にも情報を共有できます。

しかし、工場で働く従業員はスマホやPCなどのデバイスを持たないケースがほとんどで、緊急情報を素早く得にくい状況にあります。

デジタルサイネージを設置して情報共有の手段にすれば、緊急時にも迅速に情報を受け取ることが可能です。

防災教育に関する情報も定期的に配信することで、いざというときに適切な行動をとることができるでしょう。


最新情報や避難所の案内などの情報を共有できる

工場にデジタルサイネージを設置することで、災害時に最新情報や避難所の案内など必要な情報をタイムリーに入手できます。デジタルサイネージはコンテンツを自由に変更できるため、緊急事態が発生したときに従業員がとるべき行動や避難経路なども迅速に発信できます。

緊急時はさまざまな媒体の情報が入り乱れる可能性があり、現場が混乱することも予測されます。確認する情報源をデジタルサイネージという1つの媒体に集約することで混乱を防ぎ、最善の行動につなげることができるでしょう。


ヒヤリハット情報の共有など日常の注意喚起もできる

機械が稼働する工場の現場は事故や災害に直結しやすい場面も多く、安全意識が欠けるとトラブルが起こることもあります。安全啓蒙の情報をデジタルサイネージで流すことで、安全管理に関する意識の醸成に役立つでしょう。

ヒヤリハットに関する情報をデジタルサイネージで常時流せば、日々の業務における注意喚起につながります。

工場は繁忙期に短期アルバイトを雇うこともあり、日々教育が必要になる場面も多いでしょう。デジタルサイネージで工場の施設案内や教育に関するコンテンツを配信すれば、教育にかける手間や時間を軽減することもできます。

参考記事:工場の安全対策に必要なことは?取り組みやデジタルサイネージの活用を紹介

 


工場の災害情報共有に役立つPICLES

デジタルサイネージはさまざまなタイプがありますが、工場で災害情報を共有するにはネットワークにつながり、緊急災害情報を自動配信できるシステムが必要です。

そのような条件にあてはまるのが、クラウド型サイネージ配信システムの「PICLES」です。

どのように役立つのか、詳しくみていきましょう。

 

緊急地震速報連携ができる

PICLESはネットワーク型のデジタルサイネージで、画像や動画で情報を配信し、工場内で情報共有ができるシステムです。工場に設置したデジタルサイネージを遠隔で一括管理できるため、オフィスから簡単にコンテンツの更新ができます。

災害情報に連携できるオプションサービスもあり、緊急地震速報を検知して、あらかじめ用意した緊急地震速報用の画面に切り替えることができます。地震を知らせる内容だけでなく、避難経路や身を守る行動を促す内容も表示できるため、次にどのような行動をするべきかを示すことができます。

日本語だけでなく英語や中国語などの説明文を入れることができ、外国人従業員にも何が起こっているのかを迅速に伝えることができます。

自動で切り替わる緊急地震速報連携は有料のオプションですが、手動で画面を切り替えられる無料のオプションも利用できます。手動ですがマウス1つで簡単に操作できるため、素早く画面を切り替えることが可能です。

 

Jアラート・Lアラートを自動配信できる

PICLESでは「Jアラート」「Lアラート」「自治体が配信する防災メール・エリアメール」を自動配信するオプション「Alertmarker+」も利用できます。

Jアラートとは「全国瞬時警報システム」のことで、避難の時間的な余裕がない大災害や武力攻撃といった緊急事態情報を短時間に伝える警報システムです。

Lアラートは「災害情報共有システム」のことで、市町村が発信した災害時の避難指示など地域の情報をテレビやインターネットなどと共有し、広く地域住民に情報を素早く提供するシステムです。

エリアメールは株式会社NTTドコモが提供するサービスで、気象庁が配信する緊急地震速報連携や、国・地方公共団体が発する災害・避難情報などを携帯電話に一斉に同時配信します。

これら緊急情報のシステムを利用することにより、スマホやインターネットが閲覧できない環境でも災害情報を速やかに配信できます。工場での水害対策や出勤見合わせなど、災害の規模・状況に合わせて早めの対応を促すことも可能です。


参考サイト:PICLES災害情報連携有償オプション

 

 


まとめ

 

近年は地震や大型台風など大規模な災害が多く、企業には工場をはじめとして災害情報の共有が求められています。情報共有は従業員の安全性を確保し、二次災害を防止するためにも欠かせません。

災害情報を共有するためには災害情報を自動で提供できるシステムが必要であり、そのために役立つのがデジタルサイネージです。工場にデジタルサイネージを設置することで緊急の災害情報を共有できるほか、日常の安全意識の喚起にもつながります。

クラウド型サイネージ配信システム「PICLES」であればオプションで緊急地震速報とも連携できるため、工場の災害情報共有にぜひご活用ください。


最後に、工場でのデジタルサイネージ活用事例をご用意いたしました。
こちらの資料では、工場でデジタルサイネージを活用するポイントやケース別のコンテンツ例をご紹介しています。
是非ダウンロードいただき、ご活用ください。

 
事例集_工場_サムネイルダウンロードはこちら

=========================================
 
クラウド型サイネージ配信サービス「PICLES」
 

 
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 


 

Topics: デジタルサイネージ

あわせて読みたい