デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクターを用いて映像・画像などを表示する映像表示システムのことを指します。最近では駅や施設・店舗など身の回りのあらゆる場所に設置されているため、一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
「電子看板」とも呼ばれており、従来のポスターや看板の役割に代わるものとして普及しています。
このデジタルサイネージですが、使うことによりどのようなメリットがあるのでしょうか?デジタルサイネージの特徴を踏まえながら、メリットについて一つずつご紹介します。
デジタルサイネージの種類や役割について知りたい方はこちらの記事が参考になります。
デジタルサイネージの業種ごとの活用事例が知りたい方は以下からダウンロードすることができます。
・不動産業
・介護施設
・公共交通機関
・地域観光
・ショッピングセンター
・レジャー施設
・ビジネスホテル
【目次】
・まとめ
◽️デジタルサイネージのメリット
デジタルサイネージがここまで広く普及したのは、設置することによるメリットが大きいからです。そうでなければほとんどの店舗や施設は自分たちも設置したいとは思いません。
具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
従来のポスターや看板と比較しながらご紹介します。
少ないスペースでたくさんの情報を表示できる
従来のポスターでは掲示したい内容の分だけポスターを貼るスペースが必要でした。そのため、たくさんお知らせしたい情報がある場合はポスターの枚数を増やしてたくさん貼るスペースを確保するか、情報一つあたりの記載スペースを小さくして、1枚のポスターにあれもこれもと情報を詰め込むかしなければいけませんでした。
しかし、ポスターの枚数を増やす場合はそもそも貼るスペースの確保ができない場合には使えない手段ですし、情報一つあたりの記載スペースを小さくしてはお知らせしたい相手が見落としてしまう可能性があります。
しかし、デジタルサイネージなら表示内容を入れ替えることができるため、どちらもしなくてよいのです。設置するのは一つのディスプレイのみで、表示内容を入れ替えて順番に表示することで、それぞれの内容を目立たせたまま、たくさんの情報が表示できます。
そのためデジタルサイネージはポスター貼付のスペースが十分に取れない場合や、掲示物をたくさん貼ることで景観を損ねたくない場合などにぴったりと言えるでしょう。
差し替えの手間やコストを削減できる
掲示内容を変更したい場合、ポスターでは誰かが古いポスターを剥がして新しいものに貼りかえるという作業が必要でした。複数の拠点がある場合は各拠点にポスターを配送しなければいけませんし、現地のスタッフに確実に張り替え作業を対応してもらう必要もあります。
期間限定の内容を該当期間より早く掲示してしまった、または期間が終了しているのに剥がしていなかったとなれば、トラブルの元になりかねません。
また、ポスターを印刷するコスト自体も大きな負担になる場合があります。印刷する枚数が多かったり、頻繁に更新が必要だったりする場合は印刷コストが大きくなりがちです。また、印刷データ入稿後に誤字やミスが見つかった場合には修正が間に合わず、新しく印刷し直す必要が出てきてしまいます。
しかし、デジタルサイネージならこの問題を簡単に解決できます。
デジタルサイネージなら印刷せずに作ったデータをそのまま表示することができるため、印刷コストがなくなります。
スタンドアロン型サイネージはUSBなどを現地のサイネージに刺す必要があるため、現地スタッフに更新の対応をしてもらう必要がありますが、クラウド型サイネージならその必要もありません。
クラウド型サイネージの場合は、クラウド上の管理画面を通じて多数のサイネージに対して一斉に更新を行うことが可能です。クラウド型サイネージなら現地スタッフに対応をしてもらう必要もないため、更新のし忘れや更新内容のミスを防ぐことができます。もし、更新したデータにミスがあった場合も、データを修正したらリアルタイムで修正を行うことが可能です。
また、全国のサイネージに対して一斉に更新を行うことができるため、情報更新のタイミングにばらつきが出ることもありません。
デジタルサイネージ:ネットワーク型(クラウド型)サイネージとは
動画や音楽を活用することができる
ポスターは画像や文字などの静止画のみしか表示することはできませんが、サイネージは動画や音声などの動きや音のあるダイナミックなコンテンツを表示することができます。
それにより、通りかかる人の注意を引くことができ、表示している内容を見てもらいやすくなります。さらに、文字と動画では動画の方が2倍記憶に残るという研究もあり、サイネージは見た人の記憶に残りやすいと言えます。
また、動画や音声を活用することで、表示コンテンツの表現の幅も格段に上がります。ポスターや看板ではできなかった表現を用いることで、より見てもらいやすく、より見た人の心や記憶に残る表示を作成することができるというのは大きなメリットです。
視認性が高い
ポスターや看板はそのままだと暗いところだとほとんど見えません。暗いところでも見やすくするためには発光させる、強いライトをあてるなどの明るくする工夫が必要です。
デジタルサイネージなら、ディスプレイ自体が発光しているため、暗い場所でもよく見え、よく目立ちます。
屋外など時間帯によって暗くなる場所では、ポスターよりもサイネージの方が視認性が高いと言えるでしょう。
曜日や時間帯など、条件によって表示内容を変えることができる
ポスターというのは一旦貼ってしまったら基本的には剥がすまではそのままです。とは言え、タイミングによって不要なものをいちいち剥がして必要な情報を貼るということを繰り返すのはとても大変ですし、あまり現実的ではありません。
これを解決するために、普段は巻き取って収納しておいて、時間帯や曜日によって必要になったタイミングで他のポスターの上から被せて見えるようにする、という手法をとっているところもあります。
しかし、ポスターを表示するのは人の手で行わなければいけないため、忘れてしまったり、忙しくてできなかったということもあり得ます。これが店舗の場合、時間に合わせた表示をしなかったことによる機会損失が生まれてしまう可能性もあります。
デジタルサイネージなら事前に表示スケジュールを組むことで、そのようなトラブルを避けることができます。
◽️まとめ
ここまでサイネージのメリットについてご紹介いたしました。
サイネージにはたくさんのメリットがあり、活用することによって運用のコストや手間を削減したり、見た人により効果的に情報を伝えたり視覚に訴えかけたりすることができます。
サイネージにもたくさんの種類があり、設置する場所や目的によって使い分ける必要はありますが、上手く使いこなせば大きな効果を得ることができます。
サイネージは、これからますます市場が拡大し、様々なシーンで利用されていくことでしょう。
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